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カテゴリ:本( 7 )


2013年 11月 06日

「さようなら、オレンジ」

 久しぶりに小説を読みました。

 グイグイ引き込まれてあっという間に読んでしまいました。

 主人公の切実な思いに「わかる・わかる・わかる」と思うところがいっぱいありました。

以下、帯の文章から

オーストラリアの田舎町に流れてきたアフリカ難民サリマは、オットに逃げられ、精肉工場で働きつつ二人の息子を育てている。母語の読み書きすらままならない彼女は、職業訓練学校で英語を学びはじめる。そこには、自分の夢をなかばあきらめオットについて渡豪した日本人女性「ハリネズミ」との出会いが待っていた。


 異郷の地でことばを獲得していくなかで、あきらめたように生きていた二人は少しずつ尊厳を取り戻していく。静かだけれど、力強い、再生の物語かな。。。。

 作者はオーストラリア在住の岩城けいさん。太宰治賞受賞作品とのことです。(筑摩書房)

さようなら、オレンジ
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by otayori-otayori | 2013-11-06 20:54 |
2011年 05月 29日

覚え書き:結婚相手は抽選で 垣谷美雨著

 少子化対策とテロ対策支援のために、抽選見合い結婚法という法律が制定された、というところから話ははじまる。

 25歳から35歳までの人間は、抽選で選ばれた人と結婚をしなくてはならないというのだ。3度断ったら、テロ撲滅隊に2年間従事しなくてはならない。
 ありえない話なのだが、最後には、これもありかも、なんて思ってしまった。

 世の中には、「誰かいい人がいたら結婚したい。」「でも、誰でもいいわけではない。」「地球上に、これだけの人がいるのだから、一人くらい、ピタッとあう人もいるだろうに。」なんて思いながら、何も行動を起こせずに暮らしている人もいることと思う。(多分)

 そういう人が、法律という強制力のもと、とにもかくにも外に出て、動きだすわけだ。 

 話の中に、見栄えは悪いけれど、自意識は高く、生まれてこの方、女の人とつきあったことのない男達が出てくる。

 その中の一人は、次々と断られ(断られるのに回数制限はない!)、あちこちにぶつかりながら、とにもかくにも。人とのつきあい方を学んでいく。

 私自身、働かなくちゃなあ、、、、と思いつつ、今さらなあ、と思ったり、なんでもいいわけじゃないしなあと思ってみたり、体力はないしなあと思ってみたり、、、結婚と就職の差こそあれ、似たような境遇。

 法律で、「働かない人間は軍隊に」なんてことにならないと、動かない???
 おもしろうございました。

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by otayori-otayori | 2011-05-29 19:52 |
2011年 05月 26日

覚え書き:レインツリーの国 (有川浩著)

 ライトノベルという分類にはいるのでしょうか?
 一気に読み終えました。
 途中ではニマニマ笑ってしまったり。。。


 中学生の時に読んだある小説。
 終わり方が衝撃的すぎて、作者に裏切られたような気がし、どこかにその小説を引きずっていた主人公は、10年もたった今、その本を検索にかけます。

 で、ものすごくわかり合えるサイトにたどり着き、興奮し、コメントを入れます。

 メールでのやりとりを重ねるうちに、どんどんと惹かれあい、会うことになる二人(男女ですよ)。

 オッというような仕掛け、二人の気持ちの揺らぎ、たたかい(?)。。。。ぐいぐい引き込まれました^^

 こないだ、この著者の「フリーター家を買う」がテレビ化されたけど、このお話も、映画化・テレビ化してもおもしろそう。
 そうなると、だれが伸を演じ、だれがひとみを演じるんだろう、、、なんてことを考えたり。

 2時間もあれば読めるかな。お勧め。

>
レインツリーの国
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by otayori-otayori | 2011-05-26 15:32 |
2009年 10月 23日

童話館から

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 娘が小さかった頃、絵本を届けていただいていた「童話館」さんから同窓生(?)へというのでしょうか、冊子が届きました。

 娘のためにとっていたつもりだったのに、そこに登場する絵本、ほとんど覚えています。
 「おちゃのじかんきたとら」だの「あくたれラルフ」だの「ぼちぼちいこか」だの。。。。

 小さかった娘と二人で、くすくす笑ったり、びっくりしたりしながら読んだものです。

 娘もこの冊子をのぞき込みながら、「ウワ~、、覚えてる、覚えてる。」とうれしそう。

 人様に差し上げた以外、「童話館」さんからの絵本は、すべてとっているので、読み返してみようと思います。

 本は自分で選んで、というのが基本かもしれませんが、人が選んだのを無条件に読むというのもおもしろいものです。自分だったら選ばない本、気づかない本にも出会います。

 ただ、我が家の場合、私が本屋で選んだ本、生協などのカタログで選んだ本、「童話館」さんからの本、と本が続々届きすぎて、当時まじめだった娘はアップアップだったようです。(9歳くらいで、届けていただくのをやめました)

 過ぎたるは、及ばざるが、、、ですね。

 私はわがまま放題な主人公がやりたい放題するといった本が好きでした♪

 童話館さんについてはここを見てください。
 
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by otayori-otayori | 2009-10-23 23:39 |
2008年 12月 18日

一日一回さわる

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 「暮しの手帖」の編集長、松浦弥太郎さんの「今日もていねいに。 (PHP文庫)」と言う本を読んでいたら、「一日一回さわる」というページがあった。

 以下、そのページから・・・・


 ものをいつくしみ、自分をいつくしむ。これは毎日の暮らしをいつくしむということだと思うのです。
 いつくしむ方法は、一日一回、さわること。ごく単純ですが、とても大きなことだと思います。
                           (中略)

 さわれば、その本なり椅子なりの状態ががっきりわかります。埃がついていたら払い、傷がついていたら修理し、並び順を整理整頓することもできます。
 しかし、まったく変わりがなくきれいなままでも、さわるとさわらないとでは大きな差が出てきます。さわったことで、あたたかもいのちの吐息がふきかかったがごとく、そのものがとても元気になるのです。
 逆に言えば、誰にもふれられず置き去りにされたものは、やがて生気を失います。
 僕が本や服を少ししか持たないのも、自分が毎日さわってあげられるものには、限りがあると知っているためです。
                           (中略)
 
 自分の手足や髪といった細部も、ものと同じように一日一回はきちんとさわり、点検し、すこやかかどうか確かめましょう。
                           (後略)


今日もていねいに

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by otayori-otayori | 2008-12-18 15:14 |
2007年 09月 23日

ロール モデル

 saheiziさんのブログで紹介されていた魚柄仁之助「冷蔵庫で食品を腐らす日本人 日本の食文化激変の50年史」(朝日新書)

 ぜひぜひ、読んでみたいと思い最寄りの本屋さんへ(←小さい)。残念ながら朝日新書は置いていないとのこと。。。。

 しようがない、ネットで注文と思いセブンイレブンのオンラインショッピングで検索。が、なぜかまだこの本はカートに入れられない。。。(なぜだ??)
 結局、本屋にて注文。早く届かないかな(*^_^*)

 saheiziさんが紹介している文章を読んでいると、「へへ~」っとひれ伏すところばかり。
 「流しは物置ではない」確かに!!!!他にも、私の暮らしを見ていたの?というような文章がいっぱい。
 節約節約と言いながら、ものを腐らせ、あるいは腐らせないながらも、ものの命の盛りをいただかず、、、瀕死の状態のところをいただいたり。。


 昨日は清川妙さんと吉沢久子さんの本を3冊読みました。八十八歳と八十五歳。―ひとりを楽しむ手紙友達、食べ友達
」(海竜社)←共著 「八十四歳。英語、イギリス、ひとり旅」(清川妙著 小学館)「心ゆたかな四季ごよみ
」(吉沢久子 集英社)

 私は、このお二方の本が大好きで、ほとんどの著書を読んでいます。(何度も)
 自分よりはるかに年を重ねた方が、自立して暮らし、いつまでも学び、その結果をOUT PUTし、多くの人とのつながりを持ちながら生きているのを、かいま見ると元気が出てきます。

 あと、こんなことを言うのはなんですが、、、、、年を取ったときに、ある程度、お金に余裕があるってことは、大事だなあ、、、とも思わされます。お二方とも、もちろんお人柄もチャーミングなようですが、思い立ったときにさっとイギリスに行けたり、おいしいものがあると招きあえたり、甥ごさんや姪ごさんたちに、気軽にごちそうを振る舞えたり、、、、と、財力(というほど大げさなものではないでしょうが)あっての暮らしです。
 その余裕を作りだしているのは、ご自分お働きなのですから、すごいですね。

 そして、今朝は、NHKの放送で三国蓮太郎さん(84歳)と日野原重明さん(96歳)との対談を見ました。

 この方々に比べると、私など若い若い!!??
 ちょっとでも、まねできることはまねして、暮らしていきたいものです。

 
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by otayori-otayori | 2007-09-23 14:13 |
2007年 02月 10日

ぽっかり空いた時間に

 今日は朝から休日出勤のオット。部活の娘。私はお昼に家庭教師の予定でした。
 たとえ小さなお嬢さんとはいえ、人様が入ってくるとなると、多少の掃除が必要です(我が家の場合)。
 バタバタと掃除して、あらかた片づいたかというときに、お嬢さんのママから電話。体調が悪いのでお休みしますとのこと。。。アラアラ。。風邪が流行っているようです。お大事に♪

 で、誰もいない、ちょっと片づいたリビングで昨日図書館から借りてきた本を読むことにしました。昨夜読み始め、引き込まれていたのです。

 読んだ本は「続 子どもへのまなざし」(児童精神科医佐々木正美著)というものです。
 長年児童精神科医として現場で働いてこられた著者が、読者の質問に答えていくという形式の本でした。

 いろいろな悩み(深刻なものも多いです)を抱えた親御さんにたいして、優しい眼差しで、静かにお話ししているという感じかな。

 印象に残ったことばに「過去を振り返るのではなく、今からを考える」というのがありました。これは、妊娠中にこんなだったのですが、、、、、、とか、乳幼児期にこんな子育てをしてしまいました、、、、、、とかい親ごさんへの言葉でした。
 でも、これって、誰にでも当てはまるかもしれません。私自身も、もうどうしようもない過去の無様なこととかを思い出しちゃあ落ち込むことがあるのですが、、、今更どうしようもありません。今からを考えるしかないのですよね。

 ずうっと施設などで育てられるお子さんについては、「一人一人がえこひいきされなくてはならない」とありました。とにかくどなたかに十分に受け入れられ、自分だけがかわいがられているという経験をすることが必要なのだそうです。わかるような気がします。

 障害児教育、不登校の子どもさんについてなどなどについても、ず~~~と現場に関わってきた専門家ならではの見解が述べられていて、参考になり、心の落ち着く本だと思います。
 
 どの年代の子どもさんにたいしても、納得のいくような、、、、孫のいるような年齢の方にでも、あの方がこうなのは、こうだったからなのだな~と思いがいくような本でした。

 また後で、ゆっくり読み返してみよう。。。。。
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by otayori-otayori | 2007-02-10 16:18 |