2008年 04月 27日
娘が高校に入学し、予想もしていなかったことだが、よいことばに触れる機会が増えました。 担任の先生は、不定期ですが、チャーミングなお便りを出してくださいます。冒頭にはいつも詩が、、、。あとは、目を引いた新聞記事だったり、その時々の連絡や思いが、ササッと手書きで、、、。 学校からいただくお便りの中の、校長先生や他の先生の文章の中にも、なるほどねえ~と思うことばが、、、。 茨木のり子さんの詩が 聴く力 ひとのこころの湖水 その深浅に 立ちどまり耳澄ます ということがない 風の音に驚いたり 鳥の声に惚けたり ひとり耳そばだてる そんなしぐさからも遠ざかるばかり 小鳥の会話がわかったせいで 古い樹木の難儀を救い きれいな娘の病気まで直した民話 「聴耳頭巾」を持っていた うからやから その末裔は我がことのみに無我夢中 舌ばかりほの赤くくるくると空転し どう言いくるめようか どう圧倒してやろうか だが どうして言葉たり得よう 他のものを じっと 受けとめる力がなければ
by otayori-otayori
| 2008-04-27 20:15
| 日々の暮らし
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